この点はでねぇよぉ!! まとめサイト
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2004年春、代々木ゼミナール(通称:代ゼミ)のサテライン授業で配信された荻野暢也講師の数学講義が、ネット上で大きな話題を呼びました。その中でも特に有名になったのが、三次関数の解説中に突如として叫んだ「この点は出ねぇよぉ。。」というフレーズです。
この講義の特徴は、荻野講師の独特な教え方にあります。通常の数学の授業とは一線を画す、熱血指導と予想外の展開が視聴者を魅了しました。特に、以下のような要素が印象的でした:
・突然キレるような口調の変化
・教卓に左足を叩き乗せるという予想外の行動
・「ぉーん」という独特な間投詞
これらの要素が相まって、荻野講師は「数学ヤクザ」という愛称で親しまれるようになりました。
代ゼミのサテライン授業は、全国の受験生に向けて配信される遠隔授業システムです。荻野講師の講義は、このシステムを通じて多くの受験生に届けられました。
講義の内容は三次関数の解説でしたが、荻野講師の独特な教え方によって、難解な数学の概念が印象的に伝えられました。特に、接点tの概念を説明する際の熱の入れようは、多くの視聴者の記憶に強く残ることとなりました。
この講義の名場面は、以下のようなフレーズで彩られています:
・「こっから出てくるのはなんだぁ。?接点t。。」
・「(a,b)を通るように引いたときのぉ。。接点t。。」
・「だからぁ。。この点とこの点とこの点が出るわけだぁ。。」
・「この点は出ねぇよぉぉ。」
これらのフレーズは、荻野講師の熱意と独特な表現力によって、単なる数学の解説を超えた印象的な名場面となりました。
荻野講師の講義は、当初は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で話題になりました。その後、動画共有サイトやSNSの普及とともに、より広く知られるようになりました。
特に、FLASH全盛期には、この講義をモチーフにしたパロディ作品が多数制作され、ネット文化の一部として定着しました。荻野講師の独特な口調や身振り手振りは、多くのネットユーザーによって模倣され、一種のミーム(インターネット上で流行する文化的情報の単位)となりました。
興味深いことに、荻野講師本人もこの現象を好意的に受け止めています。Twitterなどで自身のモノマネを見かけると、以下のようなアドバイスをすることもあるそうです:
・「『出ねえよお⤵︎』じゃなくて『出ねえよぉ。↗︎』なんだよ。」
・「1オクターブあげろ」
・「『この点はでねーよ』のところで羞恥心を捨て去ることがポイント」
このような荻野講師自身の反応も、ファンを喜ばせる要因となっています。
荻野講師の講義で特に印象的だったのは、三次関数と接線の関係を説明する場面です。この部分で、荻野講師は通常の数学の授業では見られないような情熱的な解説を展開しました。
具体的には、以下のような流れで解説が進みました:
この解説方法は、数学の難解な概念を印象的に伝える効果がありました。多くの視聴者が、この場面を通じて三次関数と接線の関係をより深く理解することができたと言われています。
荻野講師の講義が2ちゃんねるで話題になった理由には、いくつかの要因があります:
これらの要因が相まって、荻野講師の講義は単なる数学の授業を超えた文化現象となりました。
興味深いことに、この現象は数学教育界にも影響を与えました。荻野講師の講義以降、多くの数学教師が三次関数の問題で「t」を使うようになったという報告もあります。中には「tは飽きたので今日はaにします。」と言う教師も現れるなど、荻野講師の影響力の大きさがうかがえます。
また、2004年以降に高校数学教師になった人々の中には、この動画を「面白い授業の例」として見せられたという話もあります。これは、荻野講師の教え方が、単にネット上の話題にとどまらず、実際の教育現場にも影響を与えていることを示しています。
荻野講師本人は、このような現象について以下のようなコメントを残しています:
「もうこんなパフォーマンスはしていない」
しかし、ファンからは「貫禄が出た」と評されており、「数学ヤクザ」としてのイメージは今でも健在のようです。
荻野講師の講義は、数学教育とインターネット文化が交差する興味深い事例として、今後も語り継がれていくことでしょう。その独特な教え方は、数学を難しいものと感じている人々に、新たな視点を提供し続けています。
荻野暢也講師の「この点は出ねぇよぉ!!」が話題のまとめサイトを紹介します。代ゼミ数学講義の名場面や、ネットでの反響をまとめています。あなたも荻野講師のパワフルな授業を体験してみませんか?