コロコロ・ボンボン小学校の放課後とマンガ雑誌の思い出

コロコロ・ボンボン小学校の放課後とマンガ雑誌の思い出

コロコロ・ボンボン小学校の放課後

コロコロ・ボンボン小学校の放課後
少年達の愛読書、コロコロコミック、ボンボンに掲載されたマンガをミニ四駆漫画、ラジコン漫画、テレビゲーム漫画、ラジコン漫画などのカテゴリーに分けた上で一つ一つ紹介しているサイト。
読み物として楽しめる。
時期:不明
★★★☆☆

 

コロコロ・ボンボン小学校の放課後

コロコロ・ボンボン小学校の放課後
📚
マンガ雑誌の歴史

コロコロとボンボンの創刊から廃刊まで

🎮
ホビーとの融合

ゲームやおもちゃとマンガの相乗効果

💭
思い出の名作

読者の心に残る懐かしのキャラクターたち

 

人気マンガ雑誌の歴史と変遷

1970年代末、少年マンガ雑誌の対象年齢が上昇し、子ども向けマンガが蔑ろにされる中、1977年に「月刊コロコロコミック」(以下、コロコロ)が小学館から創刊されました。コロコロは子どもたちのためのマンガを作りたいという熱い思いから生まれ、児童誌の復権に大きく貢献しました。

 

コロコロの成功を受け、1981年に講談社から「コミックボンボン」(以下、ボンボン)が創刊されます。両誌は、以下のような特徴を持っていました:

 

 

 

 

 

 

 

 

コロコロ ボンボン
・人気ホビー
・下ネタギャグ
・藤子不二雄作品
・プラモデル改造
・ロボットアニメ
・お色気、バイオレンス要素

 

ボンボンは、コロコロに比べてやや年齢層の高い読者を意識した内容で、アナーキーな雰囲気を持っていました。

 

両誌は、様々なホビーをテーマにした漫画や情報を掲載し、熾烈な競争を繰り広げました。特に1990年代は、ゲームやおもちゃとのタイアップ作品が大きな注目を集めました。

 

コロコロは「ポケットモンスター」「ミニ四駆」「ビーダマン」「ハイパーヨーヨー」「ベイブレード」「デュエル・マスターズ」など、次々と強力なタイアップ作品を生み出し、発行部数を大きく伸ばしていきました。

 

一方、ボンボンは「ロックマン」シリーズなどで人気を博しましたが、2000年代に入ると徐々に苦戦を強いられるようになります。2007年11月15日、26年の歴史に幕を下ろし休刊となりました。

 

コロコロとボンボンの比較や歴史についての詳細な記事

 

ホビーマンガの黄金時代を振り返る

1980年代から1990年代にかけて、コロコロとボンボンを中心としたホビーマンガの黄金時代が到来しました。この時代、マンガとホビーの融合が進み、読者の心を掴む数々の名作が生まれました。

 

代表的な作品とその特徴:

 

• 「ミニ四駆」シリーズ:タミヤのミニ四駆と連動し、レース展開や改造テクニックを紹介
• 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」:ミニ四駆を題材にしたレース漫画
• 「メダロット」:ロボット対戦ゲームとのタイアップ作品
• 「ベイブレード」:独楽バトルを題材にした作品

 

これらの作品は、単にホビーの宣伝だけでなく、ストーリーや登場人物の魅力で読者を引き付け、マンガとしても高い評価を得ました。

 

また、この時代のホビーマンガの特徴として、「技術解説」や「攻略情報」が詳細に描かれていたことが挙げられます。例えば、ミニ四駆の改造テクニックやベイブレードの組み立て方など、実際にホビーを楽しむ上で役立つ情報が満載でした。

 

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テレビゲームとマンガの融合

1990年代後半から2000年代にかけて、テレビゲームとマンガの融合が加速しました。特に、任天堂の「ポケットモンスター」(ポケモン)シリーズは、マンガ雑誌とゲームの相乗効果を最大限に活用した成功例として知られています。

 

ポケモンとコロコロの関係:

  1. タイアップの経緯:実は、任天堂は当初ポケモンのタイアップをボンボンに打診しましたが、ボンボン側が断ったため、コロコロとタイアップすることになりました。
  2. 爆発的人気:1996年、ポケモンのゲーム発売と同時期にコロコロでマンガ連載が開始。これを機に、コロコロの発行部数は前年から倍増しました。
  3. 情報の独占:ゲームの攻略情報や新ポケモンの情報がコロコロで先行公開されることも多く、雑誌の売り上げに大きく貢献しました。

 

その他のゲームマンガの例:

 

• 「ロックマン」シリーズ(ボンボン)
• 「スーパーマリオくん」(コロコロ)
• 「どうぶつの森」(コロコロ)

 

これらの作品は、ゲームの世界観をマンガで補完し、キャラクターの魅力を深めることで、両メディアのファン層を拡大させました。

 

懐かしの人気キャラクターたち

コロコロとボンボンが生み出した数々のキャラクターは、今でも多くの人々の記憶に残っています。これらのキャラクターは、単にマンガの中だけでなく、アニメやゲーム、グッズなど様々なメディアで展開され、子どもたちの生活に深く浸透していました。

 

人気キャラクターとその特徴:

  1. ドラえもん(コロコロ):藤子・F・不二雄の代表作。未来からやってきたネコ型ロボット。
  2. クレヨンしんちゃん(コロコロ):臼井儀人による、ちょっとおませな5歳児の日常を描いた作品。
  3. ポケモン(コロコロ):サトシとピカチュウの冒険を描いたマンガ版が人気に。
  4. ロックマン(ボンボン):カプコンのゲームキャラクターがマンガで活躍。
  5. 怪盗ジョーカー(コロコロ):高尾じんぐによる、少年怪盗の活躍を描いた作品。

 

これらのキャラクターは、それぞれ個性的な設定や魅力的なストーリーで読者を惹きつけ、長年にわたって愛され続けています。

 

また、マンガ以外でも、付録として提供されたキャラクターグッズやカードゲームなども、当時の子どもたちの間で大きな人気を集めました。これらのアイテムは現在、コレクターズアイテムとして高値で取引されることもあります。

 

現代の子供向けマンガ事情

デジタル化が進む現代、子供向けマンガ雑誌を取り巻く環境も大きく変化しています。コロコロは現在も発行を続けていますが、その形態や内容は時代とともに進化しています。

 

現代の子供向けマンガの特徴:

 

• デジタル展開:紙の雑誌だけでなく、デジタル版やウェブサイトでの連載も増加。
• 動画コンテンツとの連携:YouTubeなどの動画プラットフォームと連携した企画も。
• SNSの活用:Twitter、Instagramなどで最新情報を発信し、読者とのつながりを強化。
• eスポーツとの融合:競技性の高いゲームを題材にしたマンガも登場。

 

しかし、デジタル化が進む一方で、紙の雑誌ならではの魅力も健在です。例えば、コロコロの名物である「ふろく」(付録)は、今でも多くの子どもたちを魅了し続けています。

 

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コロコロ・ボンボン世代の大人たちにとって、これらのマンガ雑誌は単なる娯楽以上の存在でした。友達との会話のネタや、放課後の楽しみ、そして夢や冒険心を育む大切な「友達」でもありました。

 

現代の子どもたちも、形は変わっても、マンガを通じて同じように夢や希望を見出しているのではないでしょうか。テクノロジーの進化とともに、マンガの楽しみ方は変化していきますが、子どもたちの心を掴む魅力は、これからも変わることはないでしょう。

コロコロコミックとコミックボンボンの熱い戦いを振り返ります。80年代、90年代の子供向けマンガ雑誌が果たした役割とは?当時の小学生の放課後の過ごし方や人気作品について、懐かしい思い出と共に語り合いませんか?